セクシャルブックマーク

〜レス妻の目覚めの記録〜

たどり着いた日本最古の医学全書『医心方』

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「人々はいつからジャンクセックスをしていたのか」ということに関心を持っていた私は、性に寛容な社会だったと言われる江戸の性事情について調べていく中で、予想を超えるお盛んぶりとそれによる暗黒面を知り

 

しかしながら、現代人の感覚では計り知れない、懐の深い社会であったことを知りました。

 

しかし、性行為そのものにフォーカスすると、屏風で空間を仕切るような当時の家屋事情や、暖房がなくて着物を着たままの性行為、男性を喜ばせつつ早く終わらせるための遊女の性技、線香1本で時間を計った格安な岡場所の「ちょんの間」などから考えると、いわゆるジャンクセックスだったといえると思います。
(ジャンクセックスとは、射精を目的とした一般的なセックスのことで、アダム徳永さんが使われている言葉 >>詳細

 

ではそれより以前の時代はどうだったのか、と考えていると、ある1冊の古い時代の文献にたどりつきました。

 

  • 印象に残ったキーワードから
  • 医心方とは
  • 収録内容と時代背景
  • 房内篇について
    • 目次
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「江戸は性に寛容な社会だった」の意味を考える

吉原夜桜ノ図 ストックホルムの博物館

"Träsnitt, Bildkonst, Woodcut, Woodblock, Print " owned by Östasiatiska museet - Europeana

 以下の4つの記事では

 

江戸のお盛んな性事情と、その暗黒面を

 

こちらの記事では、それにも関わらず、人々の陽気で幸福に満ちた様子を外国人の視点を通してご紹介してきました。

 

引き続き、『逝きし世の面影※1』をもとに当時の日本人の気質を考察しながら、「江戸は性に寛容な社会だった」の意味を改めて考えます。

  • 記事中に差別的な表現が出てくることがありますが、当時の社会的、文化的状況が反映された表現ですので、ご理解をお願いいたします。

 

  • 日本人の性
    • 混浴と裸
  • 生死観
  • 曖昧な境界線
  • 「江戸は性に寛容な社会」だったか
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陽気で矛盾に充ちた昔の日本人 -『逝きし世の面影』

春画 ハシゴで曲芸をする半裸の遊女 アムステルダム国立美術館

"Serie van twaalf koban Shunga met prostituées in de rol van acrobatische brandweerlieden" owned by Rijksmuseum - Europeana

 

と、予想をはるかに超える江戸の性の開放性と、それによってもたらされる悲惨な状況をみてきました。

 

江戸の性事情を知るにつれ、当時の社会が内包する風紀の乱れや闇を垣間見たと思ったわけですが、ある本を読み、実際は、当時の人々が必ずしも節度がなかったわけでも、不幸に打ちひしがれていたわけでもない、と知ります。どういうことか、ご紹介していきます。

 

ここまでは江戸時代における江戸の話が中心でしたが、今回は時代も地域ももう少し広い範囲になります。

 

  • 記事中に差別的な表現が出てくることがありますが、当時の社会的、文化的状況が反映された表現ですので、ご理解をお願いいたします。

 

  • 逝きし世の面影
  • 明るさ漂うダークサイド
  • 江戸時代の人々の素顔
    • 陽気で幸せに満ちた日本人
    • 礼儀正しく親切な日本人
    • 日常を幸福たらしめるもの
  • 欧米人からみた日本人の矛盾
    • 自由と身分
    • あけっぴろげ
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