「人々はいつからジャンクセックスをしていたのか」ということに関心を持っていた私は、性に寛容な社会だったと言われる江戸の性事情について調べていく中で、予想を超えるお盛んぶりとそれによる暗黒面を知り
しかしながら、現代人の感覚では計り知れない、懐の深い社会であったことを知りました。
しかし、性行為そのものにフォーカスすると、屏風で空間を仕切るような当時の家屋事情や、暖房がなくて着物を着たままの性行為、男性を喜ばせつつ早く終わらせるための遊女の性技、線香1本で時間を計った格安な岡場所の「ちょんの間」などから考えると、いわゆるジャンクセックスだったといえると思います。
(ジャンクセックスとは、射精を目的とした一般的なセックスのことで、アダム徳永さんが使われている言葉 >>詳細 )
ではそれより以前の時代はどうだったのか、と考えていると、ある1冊の古い時代の文献にたどりつきました。
- 印象に残ったキーワードから
- 医心方とは
- 収録内容と時代背景
- 房内篇について
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