セクシャルブックマーク

〜レス妻の目覚めの記録〜

高感度性感帯 ー乳首・クリトリスの愛撫法「スローセックス完全マニュアル」その4

このブログが初めての方→ 目次 >>第一部 : >>第二部 | ブログ感想

高感度性感帯 ー乳首・クリトリスの愛撫法

 

今回は、女性の高感度性感帯である、乳首・クリトリスの愛撫法についてご紹介していきます。

 

多くの方にとって非常に関心が高いであろう内容ですが、事前の準備あってこそ効果を発揮できるものです。

 

性メカニズムを正しく理解し

 

女性の全身を時間をかけて優しく愛撫し、性感脳を十分開く

 

という手順を踏んでから、実践してください。

 

アダム徳永さん(以下アダムさん)の『スローセックス完全マニュアル※1』を元に、Youtubeチャンネル「アダム徳永のスローセックス大学※2(一部年齢制限あり)からも合わせてご紹介します。

 

 

 

乳房・乳首愛撫

愛撫のポイント

さて、乳房愛撫のポイントです。

ネットのエロ動画の広告などを見てると、胸を揉みしだかれている女性がよく映し出されていますが、実は…

 

乳房愛撫の基本原則は超ソフトタッチです。乳房の膨らみを形成している脂肪には神経がないため、”揉む”という刺激だけではほとんど快感には転化されません。

p131

だそうです。そんな気がしてました。

 

じゃあ、どうすればいいのかというと

神経が走っている乳房の表面は、アダムタッチを使えばたちどころに高度な性感帯に変身するのです。

p131

ここもやっぱりって思いました。揉むんじゃなくて、表面をソフトタッチ愛撫する方が感じるんですね。

胸を揉まれて痛い思いをされている女性の皆さん、その感覚は間違っていません。どのように触れるのが正解か男性に伝えてあげましょう。

 

次に乳首。

乳首でもっとも敏感なのは、先端部です。これだけ聞けば「そんなこと言われなくても知ってるよ」とおっしゃるかもしれません。ならば「乳首は、先端、側面、そして先端と側面の境目のエッジ部分の3パーツで構成されています。そして、感度の順序は、側面→エッジ→先端の順になります」と続けたらどうですか。言われなくても知っていましたか?

乳首を3つのパーツに分けて攻略していくなんて、考えたこともなかった…

 

こうした基礎知識がなければ、実は、乳首の先端だけを集中して愛撫する、という乳首愛撫の基本すら的確に行うことはできないのです。

 

愛撫の基本は、摩擦、振動、圧迫の3種類。それに摘まむ、引っ張る、捻るといった、適度な”痛み”の皮膚感覚をエッセンスとして適宜織り交ぜていくことが、潜在能力を引き出すポイントです。

p137

うーん、こんなにも愛撫のバリエーションがあるなんて。セックスにおける知識というのは、こういうことを言うのですね。

 

 

解説動画

乳首愛撫は、本よりも動画の方が詳しかったので、まとめてご紹介します。

 

愛撫によって、一気に性感帯のレベルが上がるという乳首の性質や、クリトリス愛撫で前戯のフィナーレを迎えられるよう、エネルギーをチャージしていく役割が乳首愛撫にはある、という内容でした。

乳首の存在目的やクリトリス愛撫との違い、まずは最初につかんでおきたいですね。

 

f:id:uppe-san:20200912135518j:plain

乳首愛撫攻略プログラム
レベル5で絶叫させる乳首愛撫攻略プログラム」より


ホワイトボードで解説されていたのでキャプチャを撮ってみました。

こちらの内容は、これまでの全身愛撫のステップを振り返りつつ、乳首の攻め方の流れを説明した動画です。本能のままに漠然と愛撫するのではなく、大局的な視点が重要だということがわかります。

  • 触れるか触れないかの刺激こそ、火をつけるような興奮を女性にもたらすことができる
  • 神聖な儀式という意識で
  • 一度乳首なめを始めたら離れない
  • ローテーションで変化をつけつつ、継続させていく

 という点がポイントのようです。

 

こちらは、「乳房・乳輪」の愛撫であって「乳首」ではありません。「乳首」に触れる前のアプローチ。

 

f:id:uppe-san:20200912135949j:plain

乳首は3つのパーツで構成されている。
1000人の女性がすごいと言った乳首フィンガーテクニック」より

先ほどの、乳首の3つの構成や、具体的な刺激の仕方などが解説されています。

 

また、フィンガーテクニックを模型を使いながら解説されています。

f:id:uppe-san:20200912140632j:plain

模型を使った乳首愛撫テクニック
1000人の女性がすごいと言った乳首フィンガーテクニック」より

テクニックとして

  1. エッヂ潰し
  2. バイブレーション
  3. 引っ張り
  4. こね倒し
  5. 圧とアダムタッチの複合

が紹介されていました。

複数テクニックをローテーションを組んで、刺激を継続することがポイントだそう。

 

 

こちらは、口を使った乳首愛撫テクニック動画です。

乳首を舐めるというのは本能でもできるけれど、より高い快感・喜びをもたらす技術

  1. 前歯固定 高速側面なめ
  2. ソフト固定 乳頭吸入なめ

が紹介されています。

 

いや〜、乳首だけでこんなに愛撫パターンがあるのかと驚きましたね。こんな風に、いろんなパターンで刺激してもらえたら、感動するだろうなー。

 

 

クリトリス愛撫

さぁ、いよいよ絶頂のスイッチと呼ばれるクリトリスの愛撫法です。

クリトリスにもっともフィットした刺激は、”スピード感溢れる超ソフトタッチ”だそうです。クリトリス愛撫も動画の方が詳しいので、まとめてご紹介していきます。

 

こちらの動画では、まずクリトリスの存在目的や愛撫の役割の説明をされています。

 

正しい全身のアダムタッチと乳首愛撫によって女性の体に充満した性エネルギーが、クリトリス愛撫によって大爆発を起こし、体の中を突き抜けていく…大爆発は命の喜びでもあり、クリトリス愛撫の目的は、前戯のフィナーレとして女性にそのような体験をさせてあげることだと解説されていました。

 

基本的にはエネルギーの話で、ここの内容は人によって受け取り方は様々だと思いますが、私にとっては、女性の体の中でこのような変化、現象が起きているのかと、セックスの意義や愛撫の重要性とともに女体の神秘を改めて認識させられる内容でした。

しかも女性から引き出したパワーは男性も受け取ることができるんです。セックスはエネルギーワーク。これまで隠されていたセックスの真髄が解き明かされているように思いました。

 

クリトリス愛撫の問題点と愛撫テクニックについて。

 

クリトリスは、女性を天国にいざなう大切なポイントでもある一方で、扱い方を間違ってしまうと地獄に行く、諸刃の剣ような器官ともいえます。男性のみなさんは細心の注意で愛撫していきましょう。

 

クリトリス愛撫の極意は「一点集中

 

様々なパターンでローテーションを組み、変化を与えながら愛撫を継続していく乳首に対して、クリトリスの愛撫は一点集中なのです。

 

攻略ポイントは

  1. 場所…しっかり目視
  2. 露出…皮をむく
  3. 強さ…超ソフト
  4. スピード…動画の14:37頃参照

の4点です。

 

こちらは、指を使ったクリトリス愛撫。

  • 正しいポジションのとりかた
  • 上手に皮をむくコツ
  • 指による愛撫の実践方法
  • 愛撫中のコミュニケーションのとりかた
  • スピード調整が成功のカギ
  • 女性に遠慮させないために

などが説明されています。

 

口によるクリトリスの愛撫(クンニ)の際の姿勢や、ポジショニング、正しいなめ方といった、クンニの実践方法について。 口と手で、それぞれに気をつけるポイントがあるのですね。

 

指と口での愛撫のそれぞれの長所・短所を説明しながら、どのように使い分けるか解説した動画。

  • 指での愛撫:長所→ 長時間できる、一定のスピードを保ちやすい/短所→固い
  • 舌による愛撫:長所→柔らかさ、愛情が伝わる/短所→同じスピードを継続させることが難しい

という特徴から、

「指で愛撫しながら女性の快感を高めていき、イキそうな状態になった時にクンニに切り替えてフィナーレを迎えてもらう」

を基本形とし、舌が早く動かせないなど、状況に応じて

「まずは舌で愛撫して愛情を表現し、その後指に切り替える」という方法もあるという解説でした。

 

全身をアダムタッチで触れられた後に、こんな風に攻められたら、どう考えても気持ちいいだろうなー。

 

 

f:id:uppe-san:20200726202410j:plain

正しい知識の重要性

乳首もクリトリスも高感度性感帯だけあって、様々な愛撫法があることに驚きます。今までどちらも「感じやすい部位」とひとくくりで捉えていましたが、それぞれの役割や愛撫のポイントが全く違うのが、大きな学びでした。

 

簡単にまとめると、乳首愛撫は女性の丹田(下腹部)にエネルギーをチャージしていくという目的があり、クリトリス愛撫はチャージしたエネルギーを大爆発させることで、前戯のフィナーレを飾るのが目的。

また刺激の仕方の違いとしては、乳首は複数のパターンでローテーションを組みながら、飽きさせないように継続的に刺激を与えていくのに対して、クリトリスは一点集中で粛々と刺激を与えていくのでしたね。

 

こちらの記事では、”不感症に悩む女性の95%はまったくの正常”という話を取り上げましたが、このように見てみると、漠然と触れるのと、大局的な視点ときちんとした知識をもって刺激するのとでは、女性の反応に雲泥の差があることが容易に想像できます。女性が感じられない原因の多くが、知識不足だったのです。

 

男性にはしっかり学んでいただきたいのはもちろん、女性も必要以上に傷つかないために、自ら学んで男性を導いてあげられるようになれたらいいですね。

  

 

高感度性感帯に隠された鍵

ここで、乳首やクリトリス愛撫の動画を一通りみてきて、ふと気付いたことがあります。それは、的確な愛撫がしてもらえなかった時に起こる、女性のある感情です。

 

例えば乳首愛撫解説の動画のなかで、ある女性が男性に乳首を10分も20分も舐められて

あまりにもワンパターンで同じようなことをずっと続けていくものですから、心の中で怒りが沸き起こってきたと言うのですね。いつまでそんなところをなめてるのと。

乳首愛撫はなぜ自己流では危険なのか 1:39

という体験談が紹介されています。

 

また、クリトリス愛撫の目的を解説した動画では

女性としてはもっとこういう風にしてほしいという一つの基準があるんですね。それから外れたところでごちゃごちゃされていると、ある意味内心ではストレスがたまると言うか、ある意味では腹が立ってくるんですね。何やってるのと、内心思っちゃったりするわけです。

クリトリス愛撫4つの極意 2:58

というくだりがありました。

 

つまり「怒り」の感情です。実はこれ、とても重要な感情なんです。

 

怒りと聞いて男性は「えっ、怖い」と思われたかもしれません。でも大丈夫。怖いどころか、実は「宝物のありかを指し示す」重要なポイントだからです。

 

全身のアダムタッチに関する記述や動画を見ていたときは、愛撫がフィットしなかった場合の女性の感想として、「くすぐったい」とか「しらける」というような表現はありましたが、「怒り」のような強い感情はなかったように思います。「怒り」は人によっては「悲しみ」のこともあると思います。

 

私はこの感情が、「高感度性感帯」である乳首やクリトリス愛撫において起こっていることに注目しました。「乳首愛撫はなぜ自己流では危険なのか」や「クリストリスを愛撫する本当の理由」の動画で解説されていたように、この場所は、女性を快感の喜びへ導くための重要な鍵が隠されている場所でしたね。

 

多くの方はこの性メカニズムのことを知りませんが、実は女性は意識の深いところでこの鍵の存在に気づいていて、男性に見つけて欲しいと望んでいるのです。

 

だから、それを見つけてもらえず素通りされた時に、落胆の感情を抱いているのだと思います。

 

怒りや悲しみといったネガティブな感情が起こると、私たちは不快に感じ、目をそむけたくなりますが、実はそこには、その人にとって大切にしたいことや、心からの望みが隠れているのです。

 

感情の強さは、望みの強さの裏返しです。ですので、それを的確に満たしてあげることで、大きな喜びを引き出せる、と考えることができます。

 

この記事を読まれた男性は、もう宝物の場所を学ばれたので、あとはイメージトレーニングをして、実践するだけですね。

 

すぐに習得できるものではないかもしれませんが、粛々と的確に愛撫をしていくことによって、女性は「やっと探し当ててくれた」と歓喜し、これまで見せてくれたことない姿を見せてくれるのだと思います。

 

 

次回は最後のまとめで、いよいよ膣への愛撫(挿入)と6つの基本体位についてです。

 

  

(つづきの記事はこちら)

 

参考・引用文献
※1) アダム徳永. 実践イラスト版 スローセックス 完全マニュアル. 講談社, 2011.
※2) ”アダム徳永のスローセックス大学”. YouTube. https://www.youtube.com/channel/UCBa-WsIwenOBZr_lEHmoBxA, (参照 2020-9-13).

 

アダム徳永『実践イラスト版 スローセックス完全マニュアル』