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〜レス妻の目覚めの記録〜

自分の体に触れてみる「女性の絶頂ブログ」その5

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の続きです。

 

これまで、女性の絶頂ブログ(R18+指定)というサイトの記事をご紹介しながら、「その2」では女性のオーガズムに関するさまざまな体の反応を、「その3」ではちゃんと快感を得るための必要な心のアプローチを、「その4」では体へのアプローチをまとめてきました。今回は、女性自身が自分の体を開発する方法についてみていきたいと思います。

 

女性にとっての自分の性器

その前に、女性にとっての自分の性器の話をしたいと思います。

 

男性は考えたこともないかもしれませんが、女性は自分の性器を見たことも、自慰行為(オナニー)をしたこともない人もいます。

 

以前ご紹介した婦人科の先生の著書の中で、性器の診断を必要とする女性に対して「自分の性器を観察したことがありますか」と尋ねると、女性から「イエス」の言葉が聞けることは少ないと書かれていました。(※1 p57)

 

また、ジェクス社が2020年2月に行った、日本人のセックス・性に関するインターネット調査(※2)に、「自慰(マスタベーション)の頻度」に関する質問項目がありました。

自慰(マスターベーション)の頻度調査

ジェクスジャパンセックスサーベイ2020「調査結果報告書」※2

 
「したことはない」と答えたのは、20−60代の全体平均で見ると、男性は5.8%に対して、女性は43.4%という結果となっています。4割以上の女性がオナニーをしたことがないんですね。女性の私から見ると、まぁそれぐらいでもおかしくないなという印象でしたが、男性のみなさんはどんな風に思われたでしょうか。

 

以前投稿した記事 では、オナニーやエッチと罪悪感との関係の話に触れましたが、女性は性器を恥ずかしいところ、汚いところ、とネガティブに捉えしまっていることが少なくありません。

 

でも、性器は当たり前だけど自分の一部だし、大切な場所なんですよね。

 

自分の性器を見たり触れたりすることに抵抗があるという方は、無理せず胸などのボディから、徐々に自分に優しく触れるところから始められるといいのではないでしょうか。こちらの記事をどうぞ。 

 

 

日本人のセックス統計はこちらで取り上げています。

 

※1) 北村邦夫. 専門医が伝える40代からの幸せ♡セックス. 中央公論新社, 2010.
※2) “調査結果報告書(PDF): ジャパンセックスサーベイ2020”. ジェクス. https://www.jfpa.or.jp/sexsurvey2020/, (参照 2020-7-20).

 

 

 

やってはいけない女子のオナニー

ここからは自分の体を開発したい方向けです。

具体的な方法は、「女性の絶頂ブログ」で詳しく書かれた記事がありました。

 

やり方によっては、オナニーではイケるけど、セックスではイケないということになる場合もあるようですので、まずはこちらをお読みください。「女性の絶頂ブログ」の管理人さんが、さまざまな情報と経験上から、やってはいけないオナニーについて紹介されています。

 

やってはいけないのは

  • シャワーオナニー
  • 押しつけオナニー
  • 足ピンオナニー
  • 毎回同じやり方でオナニー
  • オナニーの回数が多すぎる
  • アダルトグッズの使いすぎ

 

の6つが挙げられていて、それぞれの改善方法が書かれています。

 

共通しているのは、

一般的なセックスでは受けないような種類や強さの刺激のオナニーでイクことがクセになってしまうと、それが条件反射になってしまうので、エッチではイケなくなる

 という点で、それを改善するには

 

エッチのときに受ける刺激に近いもので感じたりオーガズムに達したりできるよう練習をくり返す

 ということがポイントのようです。

 

 

ひとりエッチのやり方

そこを改善した上で、次にこちらの記事をご覧ください。感度を上げるためのひとりエッチの方法。

 

 

この記事では、まず、オナニーとひとりエッチを区別して定義されています。

 

  • オナニーとは、ムラムラした気分や欲求不満の解消のために、手軽に気持ちよくなり性的快感を得る目的でする行為
  • ひとりエッチとは、本番のセックスで感じてイケるように、時間をかけて自分の心と体の性感を開発し育てる行為

 

オナニーは自分の欲求を解消する行為だけれど、ひとりエッチはいいエッチをするために心と体を開発する行為。「セックスの練習といったニュアンス」とも書かれています。

 

なので、ひとりエッチのポイントとして

  1. セックスのときにやらないようなことは、ひとりエッチのときもやらない
  2. プロセスを大切にして時間をかける
  3. イクことをゴールにせず、あなた自身の心と体の反応や変化に注目する

の3点を挙げ、丁寧に解説されています。

 

ひとりエッチの心得を理解できたら、次は具体的な準備や触り方の解説へ。

 

  • ひとりエッチのやり方、準備
  • ひとりエッチをするおすすめの場所
  • 想像力を鍛える
  • おすすめの姿勢
  • 体への触り方、指の動かし方
  • おっぱいと乳首の触り方
  • クリトリスの触り方
  • 挿入型オナニー のやり方
  • ひとりエッチの終わらせ方…

などなど。ボリュームがかなりあって、読み応えのある記事。

実際のセックスをイメージしながら、焦らずじっくりゆっくり体の感覚と対話しながら触れていく感じなのかもしれません。

 

これまで、ひとりエッチにやり方があるなんて考えたこともなかったですが、性欲解消のためではなく、よりよいエッチをするための準備という位置づけで考えると、大切なポイントが自然と見えてくるのですね。

 

ナルホドと思ったところはたくさんあったのですが、特に目からウロコだったのは

  • ひとりエッチをする場所はベッドや布団の上がオススメ
  • 想像力を鍛えることが感度を上げるカギになる
  • 体の末端から触りはじめて中心のほうへ向かうこと(いきなりクリや乳首には触らない)
  • 乳首の触り方のバリエーション
  • クリトリスを活かして全身の性感帯を育てる方法
  • 人間の体の末端部分は、静止しているようでも微妙に震えてる

でしょうか。

  

人にはなかなか聞きづらいし、聞いたとしてもきっと「自分が触れたいように触れたらいい」と言われるのがオチだと思うので、こんな風に具体的に教えてもらえるって、すごく貴重です。

 

実際に触れてみた

私も実際に自分に触れてみました。なかなか一人になる時間を確保するのが難しかったですが、タイミングを見て記事を参考にしながら…

 

まずは心を落ち着けて、気持ちを高めてから。触れ方は前回の記事の性感マッサージでイメージできていました。指先や髪の毛、体の末端から中央にかけてゆっくり優しく…これまであまり触れなかった太ももの内側が気持ち良かったり…乳首も触れ方のバリエーションによって、感覚の違いを観察したり…

 

そうするうちに、これまで感じたことのない、全身がしびれるような感覚になっていきました。そして中を刺激すると、中の気持ち良さを感じることができたんです!「中の快感ポイントを発見するコツ」に従って、指1本分ずつずらしながら隙間なく刺激して探していったら、あっ、気持ちいいかもっていうポイントがあって。

 

何度か押してるとどんどん気持ち良くなり、そのうちポイントが変わっても気持ちよく感じられるようになっていきました。しかも気持ちいいが一瞬で終わらずずっと続き、さらに気持ちいいと一緒に「幸せな感覚」も湧き上がってきました。あ、気持ちいい…ナニコレ、幸せ…♡と、いつまでも刺激していたい気分になりました。中イキもできたと思います。翌朝起きた時も、まだ腰がしびれるような感覚が残っていました。

 

試してみていきなりコツがつかめて自分でもびっくり。それが嬉しくて、次の日も試して見たんですが…今度は感じることができませんでした。

 

早く気持ちよくなりたくて、結構すぐに中を刺激してしまって。イクことを意識しすぎるあまり、急いでしまったんです。記事の中にもありましたが「中イキの罠」というやつだと思います。

 

コンディションを整え、じっくりほぐしていくことの大切さ実感したと同時に、女性の体の繊細さと神秘を改めて感じたのでした。

 

それでも、こんな私でもちゃんと反応できた!と思えたことはとても自信になりました。というのも、私は自分に対して「女性は結婚して子どもを生んだら女として終わり」と諦めていたところがありましたから。でも、女として終わりだなんて、自分で勝手に限界を決めてしまうことはないんだなと。

 

自分の体と向き合い、触れることは、自分の持ってる可能性を引き出すことでもあるんですね。また、どうしたら気持ちよくなるか自分で知ることで、してほしいこと・されてイヤなことを相手にきちんと伝える力にもなると思いました。

 

自分を知ることが、本当の意味で「自分を大切にすること」にも繋がっていくのではないでしょうか。

 

する人・される人という関係性から脱け出し、2人でともに楽しめるようになるために…女性のみなさん、ぜひご自身の体を開発してみてくださいね。

 

 

(つづきの記事はこちら)