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〜レス妻の目覚めの記録〜

統合の始まり− 女神のセッション後2

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の続きです。

 

 

 

つながり始める

泣くということ

やがて、この「泣く」という行為も、
体の反応なんだと気がつきます。

 

私が「悔しい」と口にした時、
涙がぶわっと溢れてきました。

 

自分で声に出し、
それを聞くという刺激で心が反応し、
涙として現れたのです。

 

 

私はこれまで、「感じること」「表現すること」を
ブロックしていましたが、泣くことによって、
解き放っていたのだと思います。


アダムさんは、そのために必要な揺さぶりを
起こしてくださったのだと思います。

 


なんだ、ちゃんと反応する力があるじゃない。

 

とめどなく涙が流れたけど、
あんなに反応し続けるなんて、
私、実はめっちゃすごいんちゃうん?

 

 

自分自身にアダムタッチ

これまで自分に許可できなかったことを、
泣くとことによって、
取り戻し始めたのではないかと考えた私は、
体の感覚を確かめるべく、
アダムタッチを自分の手の甲にしてみました。

 

これまで何度か試したことはありましたが、
その時はただ触れているだけという感じでした。

 

それが、手を刺激しているのに
背中にゾワゾワしたものを感じるではありませんか。

まだとても弱い反応でしたが、確かに変化を感じました。

 

直接指導してもらった影響もあると思いますが、
とにかく刺激が自分の内側の感覚に
「つながって」いったのです。

 

 

「すごい!」

 

 

それが嬉しくて、アダムタッチを続けると、
また反応を感じます。

 

と同時に、「つながることは喜びなんだ!」と
大きな気づきが起こりました。

 

さらに、

喜びは(感情というより)「感動」なんだ

 

喜びは「循環」を生むんだ

 

ということを、本能的に理解していきました。

 

 

五感の変化

次の日、再び手の甲や手首、腕などに
アダムタッチを試していきます。
今度は胸にゾワゾワしたものを感じました。

 

 

うわ〜、つながってる〜。
受け取れるようになったんだ。

 

「よかったー」と口に出してみました。

 

 

反応が大きくなり、涙も出てきました。

 

『素直に表現できるようになったんだな。
よかったな、私』

 

あれからまだ続いていた胃の痛みが、
ふっと和らいだようでした。

 


次の日、さらに、他の五感にも変化を感じました。

ご飯を食べると、食べ物の味が体の中に染み渡り、
好きなアーティストの曲を聴いていると、
音が体の中のいろんなところに響くのです。

 

曲を聴きながらアダムタッチすると、
心が震えて、また涙が溢れました。

 

ふーっと、自然に起こる深呼吸。

 

 

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インナーチャイルド

すると、自分の中に5−6才の女の子の姿を感じました。

 

感覚を受け取ることをブロックして、
固くなっている私でした。

 

『苦しかったんだな』

『本当は感じたかったんだな』

 

他人の感情を敏感にキャッチする子どもだったので、
それに飲まれないようにブロックしていたこと、

 

また、何故かわからないけれど、自分が何者か、
周りの人に知られてはいけないという恐れを
いつも感じていたことも思い出しました。

 

そんな我慢していた頃の自分を十分感じると、
今度は

 

『可哀想じゃないよ』

『自分で決めて引き受けたんだ』

 

そんな声が伝わってきました。

 

 

『信じてたんだ』

『まっすぐに自分のことを』

 

子どもの頃に感じていた感覚が、
どんどん思い出されていくのでした。

 

 

他者の心につながる

「つながる」感覚をつかみ始めた私は、
今度は子どもたちの気持ちにつながることに
フォーカスしてみました。

 

上の子が、何か嬉しいことがあったらしく、
目の前で奇声を発して小躍りしていました。

 

どうしたん?と聞き、
私も同じように声を出して
動きを真似してみました。

 

すると、

『あ、楽しい』

 

子どもの喜びが自分の中に響き、
また自分の中からも楽しさが
湧き上がってきたのです。

 


しばらくすると今度は下の子が、
お風呂場から「お母さん来て」と呼んでいます。

 

行ってみると、
洗面器に入れた水をぐるぐるとかき混ぜ、
その渦の様子を観察していました。

洗面器が四角いので、とても不思議な動きでした。

 

キラキラした目でそれを観察している子ども。

 

その新鮮な驚きが私にも伝わってきて、
こんな風に毎日たくさんの発見をしているのだと、
気づきました。

 

相手が感じているものにつながったような感覚。

 

「すごいねー」

 

自分が感じた驚きをそのまま表現すると、
子どもはとても満足そうな表情を見せてくれました。

 

わたしも子どもの頃、
こんな風に素直に表現したかったな。

 

そんな思いも、ただ静かに感じて受け止めました。

 

 

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私の中の女性性の目覚め

 

こうして私は、「感じること」と「表現すること」を
自分に許可できたことで、

アダムタッチによって自分自身につながり、
子どもたちとのやり取りの中で他者とつながる、
という感覚をつかみ始めました。

 

この時意識したのは、

 

  • 反応が起こることを期待せずに、つながる瞬間にフォーカスする
  • 起こってくるもの(感情・反応)をジャマしない
  • 自分の内側に広がる感覚を豊かに味わう

 

というもの。

 

内側から静かにエネルギーが満ちていく。

 


私が目覚めさせるべき女性性とは、
まさにこれだったのでしょう。


私には

  • 「性」への抑圧と
  • 「感じる・表現する」ことへの抑圧

という、2種類の抑圧があり、

先に「感じる・表現する」方を
解放する必要があったのだと思います。


セックスは肉体のエネルギー交流だと感受していた、
と書きましたが、その交流を起こすには、
まず会話で心がつながることが重要だと思っていました。

 

でもそれ以前に、
自分自身の心や体とつながっていないと、
他者と心を通わせたり、肉体を共鳴させたり、
本当につながることはできないのだと思います。

 

その最初の小さな循環のところで、
私はブロックをかけていたのです。

 

人々を分断させているものも、
案外こんなところに隠れているのかもしれません。

 


今回その封印を、
アダムさんのご協力によって解き放ち、
浄化することができました。

 

それだけでなく、その経験から得た気付き表現し、
多くの人に共有する場も与えていただきました。

 


それはまさに、私がセッションの志望動機に書いた、

 

分断した私たちが統合へ向かうために必要なのは、自分と他者を赦し、ネガティブな感情を「感謝」や「喜び」とともに手放すこと

 

そのためには、過去の過ちを責めるではなく、先祖やこれまで関わった人々、過去の自分が、数々の失敗を引き受けた勇気を讃え、その過ちから学んだことを分かち合い、人々に役立てること

 

いま起きていることは、それぞれが学びのプロセスの中にあり、一つ一つが尊い体験をしている

 

というメッセージそのもので、
自分の体験を通して表現させてもらったのだと思います。

 

 

あんなに悔しいと泣いていたのに、
気がつけば「面白い」と思っていました。

 

 


恐れや痛み、悲しみ、悔しさ…
心が揺れ動くとき、そのそばには、
自分の本当の望みや大切なメッセージが
寄り添っています。

 

一見ネガティブに思える出来事の中にこそ、
私たちを分断から統合へ導いてくれる
鍵が隠れているのだと思います。

 

 

* * *

 


私の中で統合し始めた男性性と女性性。

 

今は小さな循環だけれど、
それはやがて大きな統合のエネルギーへ
つながっていくのだろうなと感じています。

 


大変長いレポートなりましたが、
読んでくださった方々に様々な気付きをもたらし、
目覚めが起こる手助けになることを願っています。

 

ありがとうございました。

 


 

書き上げたレポートはここまでです。

 

 

私は、ずっと見て見ぬフリをしていましたが
女性として切り離していたものを
取り戻したいと思っていました。

 

そして、
「本物のスローセックスを体験したい」という願い以上に、
「自分が見つけた真理を自分の肉体を通して体現したい」
という思いを、深いところに刻んでいたようです。

 

顕在意識にあるものではなく、
潜在意識にあるものが具現化されたのですね。

 

 

 

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その後に起きたこと

 

レポートをほぼ書き上げた夜、眠っていると、
地面の方からゴォーという音とともに波動が上がってきました。
背中全体と脳が振動し、波動を受け取っているのがわかりました。

 

私はアダムさんを通して
宇宙とつながりたいと思っていましたが、
どうやら地球とつながったようです。

 

 

その後レポートを提出し、
アダムさんからお返事をいただきました。

 

レポートに込めたメッセージを
受け止めていただけたこと、
また、私は自分との約束を果たしたのだなと、
感じ入って、涙が溢れました。

 

「おめでとうございます」の言葉が胸に響きました。

 

 

さらにその夜のこと。

 

お風呂でシャワーを浴びていると、
急に、悲しみの感情が、
お腹の奥の方から込み上げてきたんです。

 

どんどん大きくなる感情。

悲しみで体が震え、
絞り出すように声を出して泣きました。

 

あらがうこともできず、ただ嗚咽する自分。

 

しばらくすると、ふっとおさまり、
とてもスッキリした気分になったのです。

 

「あ、抜けた…」

 

 

あらゆるネガティブな感情を通り抜けてきたけれど、
最後に残っていたのは「悲しみ」だったんだ。

 

私の感情かどうかもわからないけれど。

 

きっと一番手放したかったはずの感情なのに、
とても大切に握りしめていたような気がします。

 

* * *

 

通過儀礼のような時間を通り抜けた後、
セッションを通じて、
アダムさんは私の中のネガティブなエネルギーを
受け取っておられたであろうことに気がつきました。

きっと私だけでなく、これまでの女神のセッションでも。

 

女神のセッションは、
スローセックスを通して女性を女神として開花させ、
開花した女神たちが日本の性意識に変革をもたらすことを、
目指して実施されてきたものです。

 

応募要領には、個人の課題解決の場ではないと書かれていたけれど、

アダムさんは個人の意識を超えた、
もっと大きな集合意識の中にあるネガティブなエネルギーに、
女性を通じて立ち向かっておられたんだ…

そんなことが自然と理解できました。

 

 

実は、私がセッションを受ける一週間ほど前に、
女神のセッションの受付終了の
お知らせがメルマガで届きました。

 

当日その話題に触れると、
次のステージに向かうのですとおっしゃっていました。

 

もしかしたら私はその時、バトンを受け取っていたのかもしれません。

 

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