ネット上にたくさんある情報の中から、この記事に来てくださってありがとうございます。
私は夫と婚外を公認し合っています。
つまり、夫婦以外の人とセックスをしてもいい、お互いの性を所有しないことを認め合っています(夫婦間の取り決めはあります)。
私はもともと性に寛容だったわけではなく、「浮気なんて、するのもされるのもありえない」と思っていたような人間だったのですが、ある時、自分から夫に婚外公認を提案しました。
そのことは、これまで書いた記事の中でもところどころ登場するのですが、今回、改めて取り上げます。
何気なくツイートした「婚外公認」
以前、ツイッターで何気なく婚外公認についてつぶやいたことがあります。
いつもは多くて10ほどのいいねが、この時はたくさんがつきました。
その後、こんなアンケートをとってみたのですが
63票のうち、閲覧用を除くと婚外公認願望は77%あることがわかりました。
今や婚姻関係にあるカップルのセックスレス化が50%を超え、パートナー以外とのセックス(浮気)状況も、実はそれほど男女差がないという統計結果もあります。
統計情報はこちらの記事をご覧ください
レスり側の人、レスられ側の人、不倫中の人、離婚を思いつめている人…いろんな立場の方がきっといらっしゃるのでしょう。
みなさんの関心の高さをひしひしを感じるとともに、パートナーと向き合えるのがベストなのはわかっているけど、向き合ってもどうしても埋められない溝がある。そんな葛藤も伝わってきました。
私の体験談を書くことで、少しでも救われる人がいるのなら、記事にしたいと思いながらも、ずっと書くことができずにいました。
というのも、私たち夫婦は婚外公認という選択を選んだけれど、夫婦の関係性や置かれている状況は各々違いますし、望む結果も全く違います。
それぞれのご夫婦・恋人たちにとって、よりよい関係を見つけるためのヒントにしてほしいけれど、なんとなくマネをして、気がつくと望まない結果になっていた、ということになっても困るなと。
また、期待に応えようとすると本当に書きたいことから離れてしまう気がして、なんだかんだと1年近く書けずにいました。
けれど、やはり多くの人が関心を持ってくれるテーマだし、私が伝えたいことを伝えられる切り口にもなると思ったので、有料記事になりますが、書くことにしました。
自己紹介とブログに書いていること
ここで、自己紹介とこのブログの紹介を簡単にさせてください。
私は、「幸せなセックスって何?どうやるの? 」と探求しているレス妻です。もともと性的なことに強い興味があったわけではなく、むしろ母の影響で、長い間、罪悪感を抱いていました。
そんなある日、思い切ってセックスのことを調べたら、実は私は何もわかっていなかったことに気がついたのです。
そこから、いろんな疑問や興味が次々と湧いてくると同時に、それを邪魔するあらゆる感情の存在が浮かび上がっていきました。一つ一つ向き合って突き詰めていくうち、やがて様々な思い込みがひっくり返され、セックスの捉え方が大きく変わっていくという経験をしました。
調べてきた数々の情報をベースに、女性の本音や私の気づきを織り交ぜながら体系的にまとめたのがこのブログです。
sexual-bookmark.hatenablog.com
この記事に書いていること
多くの人たちは、日常の中で様々な悩みや困難を感じ、どうすれば解決するかという「問題解決」に関心を寄せ、「答え」をどこかに求めて生きていると思います。
かつて私もそうでした。
けれど今は、「問題解決」の人生ではなく、どうすれば望む現実を「創造」していけるか、ということにフォーカスしています。
先ほど、いろんな思い込みがひっくり返されていく経験をした、と書きましたが、それは同時に、問題解決の人生から、現実を創造していく人生へ、知らないうちに思考の土台が書き換わったプロセスでもありました。
そして、「婚外公認」という選択はまさに、我慢か、離婚かの二択で悩んでいた状況から、それ以外の選択肢を「創造」した結果と言えます。
* * *
この記事では、私が婚外公認という考え方に出会ったきっかけと、葛藤を経て、夫に提案するまでのプロセス、そしてどうすればお互いが我慢をせずに済むか、バランスポイントを探るために実践したワークについて書いています。
この記事は、婚外公認の「ノウハウ」を提供している記事ではないことをお断りしておきます。けれど、ご自身の中のパートナーシップを育て、目の前の相手とより良い関係を築くための、ヒントを見つけていただけるのではないかと思います。
有料記事目次
- 「婚外公認」という考えに出会う
- それでも続く自問自答
- 思考を反転させ、見極めていく
- その後
- バランスポイントを見つけるワーク
記事の感想をいただきました!
一番興味深かったのは、最初から「婚外公認」という選択肢が見えていたのではなく、ワークをしてバランスポイントを探った末に見つけた、というところ。 目から鱗でした。
つまり、同じ問題でも人によってバランスポイントはそれぞれ違い、婚外公認にたどり着くとは限らないし、そうしなければいけない訳でもないんですね。
この記事は「婚外公認」というワードが強烈に人を引き付けるけど、本当の狙いは、想像を越えた選択肢を見つける、無から有を生み出す力が誰にでもある、と言いたかったのではないか、と思いました。
komorist 男性