セクシャルブックマーク

〜レス妻の目覚めの記録〜

私が幸せなセックスについて考え始めたきっかけ

このブログが初めての方→ 目次 >>第一部 : >>第二部 | ブログ感想

私が幸せなセックスについて考え始めたきっかけ


このブログの

「セクシャルブックマーク」

というタイトルについてですが、

 

  • 個人のブックマークをインターネット上で共有する 「ソーシャルブックマーク」という言葉
  • 「私が見つけた性に関する情報源を共有したい」 という思い

を組み合わせてつけました。

 

なので、早速ご紹介、といきたいところですが…

 

もう少しお待ちください(笑)

 

 今回は、私が幸せなセックスについて考え始めたきっかけを書いていきます。

 

 

あれは数年前のこと。

朝、目が覚めたら「あれ??私、女性として満たされてない!!」って、気が付いたんです。

 

突然のことで、自分でもびっくりしました。

 

当時、2人の子どもに恵まれ、子育てしながら仕事もしていて、忙しいながらも毎日が充実していると自分では思っていましたからすごく意外でした。

 

夫婦生活は、子どもが生まれてから全くしなくなっていましたが、しないことが普通というかセックスレスになっているという意識すらなかったように思います。

 

性的な関係がないことにどこか安堵しているところさえあったように思います。

 

そんな中での、突然の出来事。それは、肚の底から突き上げるようにやってきました。

 

そして、次にやってきたのは「このまま一生セックスしないのかなぁ」という寂しさでした。

 

その瞬間「ええっ!まだそんな感情があったの!?」と驚いている自分もいました。

 

 

そんな気づきの後、次にどんな行動をとったかは正直言うと覚えていません。

 

少なくとも「じゃあ、夫にせまってみよう!」という発想にはならなかったことは確かです。

 

今思うとその時の心の声を受け入れるのにすごく時間がかかったのだと思います。

 

というのも性に対しての、罪悪感や恥ずかしい、はしたない、考えちゃいけないことという考えが、普段考え事をしている意識の、ずっとずっと下の方の思考の土台として存在していたからなんだと思います。

 

世間体・集合意識・同調圧力、と言ってもいいかもしれません。

湧き上がってくる性への興味を、また心の奥底へ押し込めようとする力が働くというか。

 

そこから徐々に「なんでこれまで積極的になれなかったんだろう」と、自問自答が始まりました。

 

これまでの人生を俯瞰して見つめることは、やがて一個人の考えと、思考の土台に存在している考えとを切り離して捉えられることにもつながっていきました。

 

 

同時に、少しずつ自分の心の声に耳を傾けるようになりました。

 

例えばご飯屋さんに行った時、それまではほんとはこっちが食べたいけど、値段や健康のことが考えて違うものを選んでいたのを、食べたいものを素直に選ぶようにしたり

 

動きやすい格好、ママらしいファッションという理由で買っていた服やバッグを、直感で惹かれたものや自分を素敵に見せてくれるものを選ぶようにしてみたり、ネイルを楽しんでしてみたり

 

好きなアーティストのアルバムを買って曲を聞くようになったり…

 

それは、日常の中のさりげないところに潜んでいる「好き!」「欲しい!」「こうしたい!」を、大切にすることでした。

 

すると、これまでいろんなことを知らないうちに遠慮したり我慢していたことに気が付いたんです。

 

後になってわかったことですが、実は、これがすごく大事で、自分の欲求を認めそれを満たしてあげることは、自分の幸福度にもつながるし、自分を幸福にするための行動力にもつながっていくんですね。

 

 

さっき、「当時は忙しいながらも毎日が充実していると思っていた」と書きましたが、実際は必死な毎日で「こんなに頑張ってるのに全然幸せな気持ちになれてない。おかしいな」とも、感じていたんです。

 

日々のささやかな心の声に耳を傾けることは、妻や母としての役割に追われていくうちにわからなくなっていった本当の気持ちを取り戻すことでもありました。

 

そうしてやっと、今まで向き合ってこなかったセックスについて、考えていくようになります。

 

(つづきの記事です)