自分の中の男性に愛される
前回の記事で
sexual-bookmark.hatenablog.com
男女のねじれの構造と、
そこから抜け出すためには
女性が自分自身の喜びとつながること、
そのために、自分の中の男性に愛してもらう、という話をしました。
(男性ができることについては、前回の記事をご覧ください)
自分の中の男性に愛してもらう
それはつまり、内なる男性性を成熟させるということです。
身体や心の声という、内なる女性性の声に耳を澄ませ、受け止める
ということが鍵となります。
では、どうやって?
そのことを、シドニー在住のオークリーヒロコさんという方が、とても素敵に発信されているので、ご紹介したいと思います。
男性にどんな風にベッドで愛されたいかと自分の女性性に尋ねる。
時間をかけて私の体を開発してくれる人がいい
それを喜びとして楽しんでくれる人、繊細に身体の反応を観察してくれる人がいい。
ではそれを私の中の男が女に与えると決めた。
男(マインド)は主導権を握ろうとしない。ただ女(身体)を観察し、リラックスして開いて来るのを根気強く待つのだ。
マインドが口を出さず、ただ女を観察し見守るイイ男に徹するなら、身体のポテンシャルはどんどん開かれていく。
だからオーガズムがより強く深くなっていく
オークリーヒロコさんは
いわゆるマスターベーションを、単なる性欲解消の衝動ではなく、
自分の肉体を慈しみをもって触れ、自分自身と深くつながる行為として
「セルフプレジャー瞑想」という概念を提唱されています。
これは、そのセルフプレジャーをどのような意識でするか、ということが書かれた記事からの抜粋です。
自分の中の男が、女(体や心)の声に耳を澄ませてそれを受け止めていく。
すると、体のポテンシャルはどんどん開かれていく。
マスターベーションをいけないこと、恥ずかしいことと、後ろめたさを感じながらされている人も多いと思います。けれど意識の持ち方を変えることで、内なる男女を育て、身体のポテンシャルも育てる時間になるのです。
セルフプレジャー瞑想とは
こちらは、セルフプレジャー瞑想のコンセプトについて語られた動画です。
能動的に気持ち良くしようとしている「手の私」「意思の私」は、私の中の男性性
それを受け取っている「女性器の私」「体の私」は、私の中の女性性
ただただ男と女の自分を見つめるということが、自分を深く知る上でとてもキーになっている
ノイズがなくなって自分だけをみれるというのが、どの瞑想より簡単にできた
頭の意思と体の意思、それぞれがある。
頭が男性で、体が女性。
本当は自分は何を欲求しているのか。
それを受け止めて自分で癒すのがセルフプレジャーであり
自分の中の男女を観察することは、瞑想そのもの。
そして、頭と体、双方がコミュニケーションを取っていくことで、内なる男女が育まれていく、と。
オークリーヒロコさんの動画やブログに出会った時、こんな風に性のことを表現してくれる人がいるんだと感動とともに、視座が一段上がったような気持ちになりました。
またこの動画は、
「自分の肉体を喜ばせないで、何が自己愛だ」
そんな大切なメッセージも、伝えてくださっています。
私はこれまで性のことをずっと調べてきて
そのほとんどが男性発信ということが、どこか気になっていました。
男性視点だけでは何かが足りない…と感じていたのです。
男性が書いた情報や文献などたくさん参考にさせてもらってきたけれど、
ヒロコさんの他の動画も視聴してるうちに、
やっぱり女性にしか発信できないことがある。
女性が自分の体を信頼して、もっと深くつながったら、
男性が考えてる性の世界観なんて、簡単に凌駕してしまうんだ。
そう思いました。
* * *
私がヒロコさんの発信に出会ったのは、1年以上前のこと。
今はさらに私の意識が進み、もう実際の性別は関係なく
「女性が」→「私たち一人一人が」
「男性が」→「思考が」
そんな風に言い換えられるのではないかと思っています。
Youtubeチャンネルには興味深い動画がたくさんあるので↓ぜひチェックしてみてください。
しかも、それだけじゃないんです。
ヒロコさんは、セルフプレジャーを通して自分自身と深くつながるためのツールとして、ヨニエッグやプレジャーワンド(ディルド)を展開されているのですが、それがとっても美しいのです。
🌸 神聖なる性の探求と開花へ導くセクシャルトイブランド「Deep Ocean Pleasury」(DOP)
こちらが、私が初めて買ったDOPの商品。
眺めてるだけでトキメキませんか?
また順番にご紹介していきたいと思います。
でもその前に、女性性の核ともいうべき「膣」について、次回、さらに掘り下げていきます。
(続きの記事はこちら)
sexual-bookmark.hatenablog.com