セクシャルブックマーク

〜レス妻の目覚めの記録〜

膣との対話

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複数の記事に分けて、膣と感情の関係や、女性が自分の体をもっと深く探求することをアシストしてくれるアイテムについてご紹介してきました。

 


今回はさらに様々な女性の体験談もご紹介しながら、膣との対話について深く見ていきます。

 

 

膣からの声〜動画より

まずはこちらの動画をご覧ください。

イタタ!ヨニの声が聞こえない。初めてのワンド体験ユーザーインタビュー|Hiroko Oakleyの性を見つめるチャンネル

 

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オークリーヒロコさんのYoutube動画で、初めてヨニエッグやプレジャーワンドを使ったユーザーへのインタビュー。

 

ヨニ(膣)に聞き方がわからなかった女性が、やっと受け取ったヨニからの第一声は痛恨なものでした。けれどそれは、今まで黙っていたヨニがやっと発してくれた大切なメッセージでもありました。それを受け止めてこそ、そこから対話が始まる…そんな内なる男女の育み方のヒントが見えてくる動画です。

 

エッグを入れようとした時に浮かび上がる恐れや感情、体の反応…言葉としてやってこなくても、実はそんなところからヨニのメッセージを受け取れるというお話もあって、そこがわかると、体と対話するための感性が開いていくと思いました。

 


また、こちらの記事でも、膣と感情の関係について書いていますが、

sexual-bookmark.hatenablog.com

 

ヒロコさんの動画でも、膣をほぐすことでイライラしたり溜めこんだ感情が出てきた、というお話をされています。

膣と感情の関係については、さらに別の方が、より掘り下げた動画を上げられているのでご紹介していきます。

 

 

若返りを可能にする、膣マッサージのやり方|愛の若返り研究所♡

膣美容家、愛さんのYoutube動画。
膣マッサージのやり方の動画で、
用意するもの / おすすめバイブ(ディルド) / やり方
について紹介されています。

 

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イラストを使ってマッサージのやり方を説明されているのですが、膣の感覚がわからない、という人に向けたメッセージが、とても核心をついたメッセージでした。(10:14〜)

 

膣ってイコール心なので

膣が麻痺してるってことは、心が麻痺してるってことなんです。

 

体の中で一番感じられるはずのところが感じられない。それってかなり重症です。麻痺してるってことを通常にしないでください。

 

何も感じないところと痛みがあるところは、重点的に見てあげる場所になります。それを見つけるのは自分だよ。男の人にやってもらうんじゃなくて、自分でやるんです。

 

膣の痛みを知ってあげることは、心の痛みを知ってあげることとイコールになります。

 

膣マッサージをすると感情が爆発します。

 

「膣=心」
膣と心はつながっている。
膣の痛みを知ってあげることは、心の痛みを知ってあげることとイコール。

このことを、さらに別の動画で解説されています。

 

「膣の感覚3大形状【麻痺】【痛み】【快】|愛の若返り研究所♡


膣の状態を「麻痺」「痛み」「快」という3つの段階に分けて、それが心の状態と連動しているということを、実体験を交えて解説されています。

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愛さんは最初、膣の状態が「麻痺」と「痛み」しかなかったそう。

 

膣が麻痺しているというのは心が麻痺しているということ。
そんな時の精神状態は「人生に諦め」「喜びがわからない」「死にたい」だったと。

 

けれど、マッサージを続けていくうちに、痛みのある場所はやがて「快」を感じられるようになり、また、カチカチで感覚がなかった場所は、だんだんしなるようになって、痛みを感じられるようになったそう。

 

そんな膣の変化とともに、心の感じ方が変わっていったと話されています。


愛さんの貴重な体験談と、女性に向けての大切なメッセージがギュッと詰まった動画です。

 


「麻痺→痛み→快」という流れと、「膣の状態=心の状態」という愛さんの気づきは、女性が自分の膣、そして心に向き合う時の指針になるように思いました。


最近この動画を見つけて、私も今、膣の中の痛みがある場所と向き合ってます。

ほぐすととにかく、体がポカポカします。

 

 

私の体験談

私自身もこれまで膣をほぐした時に(もしくは少し時間が経ってから)しまいこんでいた感情が出てきたことがあります。

 

例えば初めてこちらのローズクウォーツのワンドを使った時のこと。

 

挿れた後、動かさずじっとして、膣壁に密着しているクリスタルの質感を味わっていたら

 

あぁ、私、ピストンが苦手だったんだ…と突然気づいたんです。

 

本当はこんな風に相手のエネルギーをじっくり感じたいのに、男性は入ってくるとすぐ動き始める。違う、そうじゃない。でもそれが伝えられず、心の声はやがて諦めに変わっていた。

だからピストンが始まると、いつも心が「無」になっていたんだ…

 

これまで表現できなかった思いが浮かび上がってきました。

 


またある時は、腹の底から深い深い悲しみが出てきて、嗚咽して泣いたこともありました。しばらく泣いた後、何かが「抜けた」と感じました。

 

 

* * *

 


私はかつて自分の性器を、怖い、気持ち悪いと思っていました。「アソコ」と呼んで、自分の一部なのにどこか遠くにあるように思っていました。

 

けれど、実はとてもたくさんのメッセージを伝えてくれる場所だとわかりました。

 


言いたいのに言えずに飲み込んでいた言葉、悲しみ、怒り、諦め、恐れ…が、不思議なことに膣をほぐすことで出てきます。

 

しまいこんでいた感情や声が出てきた時は、否定したりせず、こんな風に思っていたんだねと、ご自身の気持ちに寄り添ってあげてください。

 

男性にかけて欲しかった言葉を、自分で自分にかけるんです。
とっても安心しますよ。

 

 

古代の叡智と女性の体験談

いくつか動画や体験談をご紹介しましたが、探せば他にも、膣をほぐすこと・手入れすること・鍛えることの重要性を実体験から感じとり、発信されている女性は、今はたくさんいらっしゃいます。


実は以前ご紹介した『タオ性科学:女性編』にも、膣の状態が肉体・精神に影響を与えることが書かれています。

 

タオとは、何千年も昔から大切に伝えられてきた古代中国の性愛術です。

 

 

私は、今回の動画とタオの本に書かれていたことをつき合わせながら、古代から伝わる叡智は決して、迷信でも、古い昔のおとぎ話ではないと確信しました。

 

同時に
長い間隠され、一部の人にだけ伝えられてきたいにしえの叡智が、女性が自分の体と向き合うだけで、簡単に自分の中から取り出すことができてしまう

 

そんな光景を目の当たりにした気がして、驚きの気持ちにも襲われました。

 


そして、自分の性と深くつながった女性たちからのメッセージは、単なる個人的な体験、非科学的、として片付けてしまうのではなく、「皆で共有すべき叡智」のように思いました。

 

それを分かち合うことで、私たちが忘れてしまった、本来持っている肉体の叡智が、どんどん目覚めていくのではないでしょうか。

 

 

 

まとめ

以上、複数の記事にわたって
女性が自分の体と向き合うことについて書いてきました。


女性は、男性に満たしてもらおうとしなくても、

 

自分で自分を喜ばせることができるし
自分で自分の痛みを受け止めることもできる

 

このことがわかると、すごく楽になれます。
そして、見える世界が変わります。

 

さらに不思議なことに、パートナーが優しくなったり
自分にふさわしい男性が現れてくる、ということも起きてきます。

 


女性のみなさん、
ぜひ、自分の中の男性に愛されながら、
ご自身の身体を育てていってくださいね♪

 



 

 

なお、これらの一連の記事は、女性の心と体をより深く理解するための、ヒントにしていただければと書いたものです。

 


間違っても「自分の中の男性性にやってもらえよ」なんて、他者を責める材料に使わないでくださいね。

 


けれど誰かを批判したくなるとしたら、どこかに我慢があるのだと思います。

 

そこに隠れている想いに、ぜひご自身が気づいてあげてくださいね。

 


もしあなたが男性ならば、それはあなたの中の、小さく委縮した女性性の声なのだと、気づいてあげてください。

 

 

 

※ 謝 明徳. 鎌崎 拓洋(訳)編. タオ 性科学: 女性編. 改訂版, 産学社エンタプライズ, 2014.

 

 

『タオ性科学』がどのような本かについては、こちらの記事をご覧ください。

sexual-bookmark.hatenablog.com

 

(続きの記事はこちら)

sexual-bookmark.hatenablog.com