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〜レス妻の目覚めの記録〜

愛情が深まるテクニック♡膣の愛撫と基本の6体位♡「スローセックス完全マニュアル」その5

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愛情が深まるテクニック♡膣の愛撫と基本の6体位♡「スローセックス完全マニュアル」その5

 

 

と、アダム徳永さん(以下アダムさん)の『スローセックス完全マニュアル※1』や、Youtubeチャンネル「アダム徳永のスローセックス大学※2(一部年齢制限あり)を元に、性メカニズムやセックスのノウハウを紹介してきましたが、このシリーズは今回で最終回。

そろそろお腹いっぱいになってきた気もしますが、最後まで徹底的にご紹介しますよ。今回は、膣の愛撫と基本の6体位についてです。

 

きっとセックステクニックといえば、多くの方がイメージする内容だと思います。これ、男性だけでなくもちろん女性にも見ていただきたいです。

 

 

 

膣の愛撫

まずはこの動画をご覧ください。

 

体位の意義や交接の意義について解説された動画です。

  • 体位とは男性が女性の官能美を表現する愛のダンス
  • 交接とは、ペニスによる膣への愛撫である
  • 体位とはペニスに当たる膣のポイントを変えるためにある

交接とは、ペニスによる膣への愛撫である」は、以前の記事でもご紹介しましたね。これまでの誤った思い込みをリセットするために必要な、土台となる考え方。最初に意義や役割を正しく理解するって、とても重要なことだと思います。

 

模型を使って膣内の性感ポイントを解説

模型を使って膣内の性感ポイントを解説
永久保存版 膣内の官能スポット」より

膣内の性感ポイントを解説した動画。内容は

  • Gスポット」の本当の場所
  • Gスポットより感じてもらえる「AGスポット」
  • 感じすぎに注意!「Tスポット」
  • 指の愛撫はNG「ポルチオ性感帯」(騎乗位で刺激)
  • 体位を変える理由「Aスポット」(膣壁全体)

模型を使いながらの解説なので、わかりやすいです。間違った刺激の仕方をしてしまうと、女性が出血したり病気になることがあるので、それぞれ特徴と刺激の方法を正しく理解しておきたいですね。

それと基本的なことですが、男性のみなさん、普段から爪を短く整えておいてくださいね。女性は、男性の爪が伸びてないかチェックをするようにしましょう。

 

 

  • 膣口愛撫の重要性(リラックスを経由しないと女性は官能できない)
  • 正しいポジショニング
  • 膣口バイブレーションの実践方法
  • 骨盤模型で徹底解説
  • 中指は一度入れたら抜かない 

膣口を愛撫するのは女性の緊張をほぐすためと解説されていますが、それ以外にも、クリトリスは表面突起だけでなく、内部で膣口周辺にまで続いているので(陰核ーWikipedia)、そこの刺激にもなると思います。

 

 

膣の形状について解説

膣の形状について解説
 ホースじゃなかった!膣の構造 」より

「膣内はホースではなく空気が抜けた風船である」と解説した動画。


膣は柔軟に変化するという性質と、膣内のいたるところに快感スポットあることを理解すると、単調な前後運動だけでは女性を満足させられない、というのが自然と見えてきます。体位を変えながら様々なポイントを刺激するのが重要なのですね。

 

 

膣への3つの愛撫

  1. 摩擦
  2. 振動
  3. 圧迫

の解説に特化した動画。

これを理解するには、上記の「ホースじゃなかった!膣の構造」の理解が必要になります。

これまで早いピストンによって、「摩擦と振動と圧迫」をごっちゃにしていたのを、一つ一つを意識的にすることで、女性に深い快感をもたらすことができる、という内容でした。早くピストンしなくていいんです。

また、早いピストンは射精に突き進むだけですが、3つの刺激パターンを使い分けることで、女性の変化を観察する余裕が生まれますし、ゆっくりした動きを取り入れることで射精コントロールにもつながるという、男性側のメリットも見逃せませんね。

 

 

Gスポットの指による愛撫テクニック解説。

  • 膣内愛撫の正しいポジション
  • 指の挿入について
  • Gスポット愛撫の実践方法
  • 大切なのはどれだけやるかでなく「いつやるか」

GスポットおよびAGスポット愛撫の意義は、挿入の前に膣内を刺激することで膣内の快感を女性に体験させ、ペニスで愛撫されたいという期待感を増幅させることだそうです。あまり時間をかけるところではないようです。

 

 

膣口→A→AG 全体の流れを模型を使って解説

膣口→A→AG 全体の流れを模型を使って解説
Gスポットより気持ちいいAGスポット実践方法」より

 

AGスポットの指による愛撫。Gスポットと同じようにポジションや刺激方法の説明があり、さらに

  • 感じてくれてもやりすぎないこと
  • 膣口→G→AG 全体の流れを模型で解説
  • 適切な圧力とは
  • NG行為

などが解説されています。

 

 

いかがでしたでしょうか。

膣の愛撫もまた、奥が深かったですね。

女性に深い快感をもたらすには、女性の体の取り扱いをきちんと学ぶことが大事だし、それが結果的に、女性を大切に扱うことにもつながる。これが本当の性教育だなと思います。

 

 

名器とは?

このような動画もありました。

これは目からウロコでしたね。

よく、男性を虜にする女性器を「ミミズ千匹」や「カズノコ天井」と表現したりしますが、名器とはその人がもともと持っている女性器の特徴を表すのではなく、実は男性が作るもの、というお話。女性が心からリラックスし、深い快感になった時に、

  • 膣がペニスにまとわりつくように密着し(第一段階)
  • さらに子宮からペニスに近づいてきて、子宮頸部と亀頭がこねあう状態になる(第二段階)

になるらしく、そのような状態が名器だそうです。

 

自分の性器に悩みを抱えている女性は意外と多い、と動画の中で言及されていますが、実際私も相手にどう思われてるんだろうと気にしていました。というのも出産経験の前と後では、挿入感が全然違うのを実感していたからです。

 

出産未経験の時は、入る時に痛みがあり、入ったら入ったで圧迫感があって苦しかったのですが、出産後に初めてセックスした時は、自分でもびっくりするぐらスムーズだったんですよね。私としては今の方が楽だしやホルモンバランスが整って潤いやすくなったり、柔らかくなっているのでは、と思ってるんですが、一方で骨盤底筋の衰えも実感していて。

 

でも、すべての女性は名器の才能を持っていて、それを引き出せるかどうか男性の腕次第だったんですね。確かにここまで学んできたスローセックスを振り返ると、もともと持っているものがどうかなんて、そんなに重要でないことがわかります。

 

とはいっても本音ではあると思うんですよ、名器って。ただ、本当にセックスの上手な方って、セックスにおける男性の役割を自覚されているので、女性を品定めしたり、うまくいかなかった時に女性のせいにするようなことはされないんですよね。代わりに、女性自身が気づいていないようなその人の魅力を見つけてくれる。というのが最近わかってきました。

 

 

コンドームの着用方法

さて、いよいよ挿入編。その前にちゃんとコンドームのつけ方をおさらいしておきましょう。

 

www.youtube.com

コンドームの役割と着け外しにまつわる注意点など。

コンドームを着ける理由は

  • 妊娠回避
  • 性病予防
  • 女性を安心させる

 の3点。「女性を安心させる」重要性まで説明してくださって、ありがとうございます。

 

 

基本の6体位

スローセックスの醍醐味は、やはり長時間交接ですが、

メインとなるのは、穏やかな腰使いです。腰の動きを止めて会話を楽しむこともあります。長時間交接の素晴らしさは、好きな異性と長く繋がっていられるという”心の幸福”だけではありません。心とカラダが”感じる”状態の時間を長くとると、性エネルギーがどんどん充填されていきます。

p170

激しく単調な刺激よりも、優しくバリエーション豊かな刺激の方が女性は感じること、また、性エネルギーを充填させていくことの重要性は、これまでの記事でもうご理解いただいているかと思います。

 

長時間セックスを楽しむためには、体位のバリエーションが欠かせません。コロコロ変えるのもよくないですが、シンプルすぎるのも飽きてしまいます。豊かなセックスを楽しめるように、それぞれの体位の特徴を理解して、引き出しを増やしましょう。

 

以下に、アダムさんが提唱されている基本の6体位について、本から特徴を抜粋しつつ、動画と合わせてご紹介します。

 

スローセックスの醍醐味である、”長時間交接”を楽しむためのスタート体位にもっとも適した基本体位。男性の上体が垂直になることで、自律神経である交感神経と副交感神経がニュートラルな状態になるため、射精を抑制し、ゆったりと性エネルギーを交流できる。

p172

 

インドの性経典「カーマスートラ」で、もっともスタンダードな体位、つまり正常位と位置付けられているのが座位。顔が向き合っているためキスや会話を自由に楽しめ、快感だけではなくさまざまな愛の要素を楽しむスローセックスの基本的な体位。

p173

 

女性が能動的かつ積極的に交接の喜びを堪能できる体位。女性自身が腰の動きを創意工夫していくことで、快感を調整しながら、自ら性感脳を解放していくことが可能。腰使いは女性のDNAが覚えています。恥ずかしがらずにエロティックな自分を発見しましょう。

p174

 

男性が女性の片脚を挟むようにして交差させて挿入するのが側位(交差位)。下腹部の密着面積が大きく、密着度も高いために、性エネルギーの交流も活性化させるのに適している。難しそうという先入観をリセットして、交接のバリエーションを増やしてください。

p174

 

後背位(バック)は、動物の交尾においてもっともポピュラーな体位。ピストン運動で子宮を突かれる感覚が、女性の脳幹に刻まれたみだらなメスの本能を呼び覚まして、交尾の興奮度を高めていきます。バイブレーションでAスポットを攻めるのにも最適です。

p175

 

 男性の上体が前傾姿勢になるため、興奮と射精を促進する交感神経の働きが活発に。また、男性が腰を自由に使えるため、完全なる攻撃モードに突入する、まさに”射精位”。フィニッシュには最適でも、持久力に自信のない男性が、この体位から始めるのは自爆行為です。

p175

 

本にはさらに基本の6体位を基礎とした「体位のルービックキューブテクニック」や、その他のオススメ体位として「目的別”HAPPY”体位”」が、応用編として掲載されています。眺めてるだけで気持ち良さそうだし楽しそう…

 

たっぷりの愛撫と、バリエーション豊かな体位…こんなセックスができたら、本当に幸せで豊かな気持ちになれるだろうなと思います。

 

 

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スローセックスは男女が身に付けるべき基礎教養

以上、6回の記事に分けて、『スローセックス完全マニュアル』からスローセックスの理論と実践方法のエッセンスをご紹介してきました。

 

たくさんの驚きや発見があったのではないでしょうか。

 

ともするとセックスは、恥ずかしいことやはしたないこと、いけないことというイメージがつきまとい、これまで閉じた世界で語られがちなテーマでした。また、女性は長い間、不満や違和感を呑み込み、固く口を閉ざしてきました。その結果、間違った常識が横行し、女性の気持ちは置き去りにされ、多くの男女を分断してきました。

そういった闇に光を照らし、どうすれば本当に気持ちよく幸せなセックスができるのか。根本から正して、本来のセックス姿とそれを導く方法を開発し、体系立てて本やDVDで伝えてくださっているのが、アダム徳永さんだと思います。

 

私が驚いたのは今年に入って開設されたYoutubeチャンネル「アダム徳永のスローセックス大学」です。動画には、本の内容だけでなく、本には載っていない最新の研究成果まで余すところなく解説されていたからです。しかも誰でもアクセスできる方法で公開されてるし(一部はR18+指定)、毎日のようにどんどんアップされるし…ただただ圧倒されます。そして感激せずにはいられません。

 

また、アダムさんが先生となりアカデミックな講義形式で解説するというスタイルは、性というテーマを恥ずかしがらずにきちんと学ぶことの重要性を、見ている人に意識づけてくれたはないでしょうか。少しでも多くの人にスローセックスを伝えたい、分断された男女がつながり合い、幸せになってほしいというアダムさんの願いを強く感じます。

 

私がこのブログを開設した目的の一つが、アダム徳永さんのスローセックスの素晴らしさを伝えることだったんですが、今では、これはもう男女が身につけるべき基礎教養なんじゃないかと考えています。

 

 

このブログで紹介しているのはあくまでもエッセンスなので、さらに詳しく知りたい方は、ぜひアダムさんの書籍やDVD、Youtubeチャンネルなどをご覧ください。

 

 

 

ということで、伝えたかったことの1つがなんとかまとめられて、ほっと安堵感…

アダムさんの本はまだ何冊か読みましたし、他にも書きたいことがあるので、更新スピードが落ちるかもしれませんが、引き続き頑張ってまたご紹介していきますね。

 

  

(追記)

スローセックスに欠かせない、男性の射精コントロールについてはこちら

sexual-bookmark.hatenablog.com

スローセックスを極めた先にある新しい領域

sexual-bookmark.hatenablog.com

 

参考・引用文献
※1) アダム徳永. 実践イラスト版 スローセックス 完全マニュアル. 講談社, 2011.
※2) ”アダム徳永のスローセックス大学”. YouTube. https://www.youtube.com/channel/UCBa-WsIwenOBZr_lEHmoBxA, (参照 2020-9-20).

アダム徳永『実践イラスト版 スローセックス完全マニュアル』