ここまでの道のり
このブログの最初に記事に書いたように、 私はずっと
- 「幸せなセックスって、一体どんなんだろう?」
- 「どうすればそれができるのだろう?」
ということを、何年も考えてきました。
それは、ある朝突然
「あれ??私、女性として満たされてない!!」
と、気づいたことがきっかけでした。
それからというもの、書籍や小説、映画や動画、ブログや成人漫画など、性に関する様々な情報に触れながらこの問いを掘り下げてきました。
知るほどに、これまで何も向き合ってこず、あまりにも知らなすぎた自分に愕然とするばかりで衝撃の連続。でも、たくさんの発見や気づきがあり、女性の体のこと、自分自身のこと、セックスのこと、もっと知りたいと、どんどん深く潜っていきました。
4回に分けて書いた、自分自身の中にあった罪悪感と向き合ったプロセスは、自己信頼を結び直し、性の捉え方を大きく変える経験になりました。
自分のネガティブな感情を直視するって、怖いししんどいですよね。でも、その感情の向こうには何があると思いますか?私が見たのは、これまで私によって無視され続けてきた、小さく萎縮した自分の声でした。
人にとってはなんでもないその小さな声を、一つずつ丁寧に拾い上げて満たしていく…それを繰り返すことで見えてきた、自分の本当の望みは、「ひとつになりたい」ということでした。身も心も一つになりたい。
単なる言葉のやりとりや肉体のふれあいを超えて、魂が響き合うような。
エネルギーが循環し合って、喜びが生まれるような。そんなセックスしたい。
私の問いかけは次へと進み
- ”する人・される人”という関係性から脱出し、二人で一緒に楽しみ、喜びを感じあえるようなセックスがしたい
- そのための具体的な方法を知りたい
と、考えるようになります。
6回にわたってご紹介した「女性の絶頂ブログ」というサイトは、女性の肉体の美しさや神秘を、演出のないドキュメンタリー動画で、淡々としながらも圧倒的なインパクトで教えてくれました。それはやがて、私が本当に知りたかったことへの出会いにつながっていきます。
- 女性の性的な潜在能力を教えてくれる「女性の絶頂ブログ」その1
- 知らないことだらけだった女性のオーガズムのこと
- 気持ち良くなることをブロックしているもの
- ちゃんと気持ちよくなるための体へのアプローチ
- 自分の体に触れてみる
- 上手い人は気づいている!?潮吹きよりも♡♡
やっと見つけた!幸せなセックス♡
これから何回かに分けて、私が知りたいと求め続けた結果、出会った世界について書いていきます。
「やっと見つけた!」と思ったのは、タイトルに書いてあるように、アダム徳永さんという方が提唱されている「スローセックス」というメソッドです。
きっかけは一冊の本でした。
ある女医さんのセックス本をアマゾンでチェックしているとき、アダム徳永さんの本が関連表示されたんです。なんとなく気になってレビューなどを読んでいくと…「女性の絶頂ブログ」でみた性感マッサージの秘密が何かわかるかもしれない…とピンときたんです。期待とザワザワした気持ちを胸に本を購入。
そうして読んでみたら、まさに私が知りたかった性感マッサージそのものでした。
(実際、アダム徳永さんの性感マッサージを参考にされていたと、後になって知りました)
それだけではありませんでした。ずっと知りたかった「幸せなセックス」についても書かれていたのです。それも、具体的な方法とともに。
その時読んだのは、『実践イラスト版 スローセックス完全マニュアル』という本です。
一言でいうと、「本物のセックスの教科書」だと思うんです。
でも、それだけではこの本の本質が伝わらないんです。うーん…
きっと多くの男女が「セックスってこういうもの」という、だいたいの共通のイメージをお持ちだと思います。と同時に、自分が知らないもっとスゴくて奥深い世界があるのではと、どこかで感じてるんじゃないかと思うんです。この本には、本当にそういう世界が確かにあって、しかも誰でもすぐ実践できる方法が確立され、開示されているんです。
それは、激しさや興奮を競いあうようなAVとは真逆の世界でした。
私はこれまで性に関する映像やブログなどを通して、たくさんの衝撃を受けてきましたが、それらが既存のセックス像に「ヒビ」を入れるようなものだったとすれば、この本では本格的な「スクラップ&ビルド」が始まったような感覚でした。
衝撃を突き抜けると、目覚めがやってくるというか。
書かれているのは
「○○を刺激すると女性は感じる」といった表面的なテクニックではなく
「優しい言葉をかける」とか「サプライズをプレゼントする」とかの小手先の思いやりでもなく…
- 根本から考え方を書き換えられるような性のメカニズムと
- 女性が本来持っている性的な能力を引き出し、心の深いところで得られる満足感・幸福感への導き方
でした。
つまり、女性を最高に喜ばせ、愛するためのガチの知識と技術
が書かれているのです。
実際、女性から見て
「そう、そうなの!本当はこんな風に触れて欲しいってずっと思ってたの!」と、思うことがたくさん書いてありました。
しかもその極意が、1000円以下で何の苦労もせずに得ることができるなんて…
もっと早く出会いたかったぁー。
私が買ったのは文庫本で、初版が2011年出版ですが、単行本は2007年に出版されています。私がこの本に出会ったのが2019年なので、12年間私は一体何をしてたんだろうと、正直ショックでした。
特に不妊治療中の追い詰められている時に出会っていれば、大きな救いになっただろうなと。
でも、ここに至るまでの一つ一つがどれも欠かせない大切なプロセスだったので、きっとその時が私にとってのタイミングだったのだと思います。
女性は男性を必要としている
さて、本の内容を順番にご紹介していきたいのですが、その前に、知っておいていただきたいことがあります。
この本は男性にとってやや厳しめの言葉が続くので、面白くないと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
でもどうか、読むのをやめないでください。
なぜなら、女性は男性を必要としているからです。
女性一人では真の幸せは得られないのです。
そして、これまで誰も正しい方法を教えてくれる人がいなかった訳で、知らなくても、わからないことがあっても、自然なことなんです。
学校の教科書に女性を喜ばせる方法なんて書いてないし、親だって教えてくれないし、他人と比べることもできないし、アダルトビデオや週刊誌で描かれているのはエンターテイメントだし…
唯一、直接指導できるはずの女性も、固く口を閉ざしてきましたから。
結局、そもそも誰も知らないし教えられなかったんです。
封印されていた、と言ってもいいのかもしれません。
そのことによって、たくさんの男女が引き裂かれてきました。
でももう、そんな男女の分断をなくしていきたい。
私はこの方の本やDVDを通して、セックスは本来「生きる原動力」であり、「大きな喜びをもたらすもの」「命を輝かせるもの」という認識を持つようになりましたが、これは、私たちがセックスを語る際にすっぽり抜け落ちてしまっている視点だと感じています。
長い間封印されてきたのは、この視点なのかもしれません。
性と人格を切り離す
そしてもう一つ気付いていただきたいのは、
性と人格は別物だということ。
私たちは、知識が間違っていたり、テクニックが足りないことを、なぜか人格を否定されたように感じてしまうところがあります。
知らなかったことは仕方のないことで、それで人格否定されるものではありません。
でも、ネガティブな感情を自分自身と切り離せないまま目をそむけ、自分の声に気がつかず、成長を止めてしまうのはもったいないことだと思います。
過去の失敗やトラウマといった痛みも、指摘されたくない体の特徴も同じです。ご自身の人格から切り離して読み進めていただければと思います。
次の投稿から、本の内容を具体的にみていきますね。
(つづきの記事はこちら)
記事の感想をいただきました!
はじめまして。ウッペさんにあまりに共感し突然のメッセージ失礼します。
大学時代にアダム徳永氏の本を読みいつかこんなセックスしたいと思い続けて20年。歴代彼氏にアダム氏の話をするも実践してくれる人はいませんでした。(中略)とにかく私が考えていた事や言いたい事をウッペさんが書いてくださっていて嬉しさと驚きでいっぱいです。これからもツイート、ブログを楽しみにしています。
匿名・女性
2冊目に読んだアダムさんの本はこちら
sexual-bookmark.hatenablog.com
3冊目はこちら
sexual-bookmark.hatenablog.com
その後、女神のセッションのご縁をいただきました。